無垢材のプリンター キャビネットを つくった
木や石、植物などが中心になっている空間にあるプリンターは、部屋を壊す原因になることがあります。 プリンターを布で隠したり、棚の中に隠したりするだけで空間がすごく良くなるのでお試しください。 布で隠すのもかんたんで良いですが、今回はプリンターを収納するキャビネットをつくることにしました。 写真は完成写真です。 この記事ではつくりかたを解説します。 この棚をつくるには、屋内よりも車庫などが適切だと思います。 設計図はPDFでダウンロードできます。
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満足度 | 5/5 |
難易度 | 少し難しい |
費用 | ¥6,000~ |
切断 | のこぎり, ジグソー |
組み立て | 12hours~ |
材料 | SPF, 蝶番 |
道具 | 電動ドライバー, 木工用ボンド, 紙やすり, コーナークランプ |
脚以外はすべてSPFの19×89を使います。 1820mmで¥200ほどの安い木材です。 これをダボはぎや、いもはぎで1枚の板にして棚をつくっていきます。 このキャビネットの構造だと、いもはぎ(ボンドのみでの接着)でもボンドで正しく接着していれば重いものを置かない限り大丈夫だと思いますが、力がかかる部分は木ダボで接着するようにしたほうが良いです。 ダボが難しい場合は、ボンドでしっかり接着しましょう。
木材を買ってきたらサンディング(やすりがけ)をします。 木目に沿って全体をしっかりかけます。 60とか80番からかけて120番、最後は180番目くらいで良いです。 ここの工程は地味ですが、手でやるのは結構たいへんです。 やすりのかけ方がそのまま塗装の染まり方になります。
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次に、切り出した板をはいでいきます。 それぞれの板をつくってから扉以外の部分を接着します。 接着はビスか、ダボとボンドで行います。 ビスで行う場合は、少し深めにビスの頭をいれて、その穴に木屑とボンドを混ぜたものをつめると、穴がわからなくなるのでおすすめです。 注意することは、ボンドがはみでていると、塗装がはじいてしまうので、はみ出たらすぐに拭いてください。
蝶番は通常のタイプでOKです。 プリンターの扉は下側に蝶番をつけて、上にマグネットをつけます。 これで押すと開くようになります。 右の扉は右に開くようにつけます。 プリンター側の扉が重いので、タコ糸をつかって開きすぎないように小細工をしました。 見た目も紐があったほうが格好良いですね。 蝶番を一人でつけるのは、意外に大変な作業なので、誰かに手伝ってもらうのが良いです。
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この棚の場合、一度組み立ててから、ウッドロングエコというカナダの防腐剤を全体に塗って1ヶ月ほど屋外に放置しワトコオイルでオイルフィニッシュしました。 ウッドロングエコで日干ししてからワトコオイルを塗ると尋常じゃないくらい濃くなります。 やはり無垢材の家具はすごくかっこ良い! つくるのはすこし大変ですが、この棚はおすすめです。 もし作業スペースがありましたら設計図を参考にしてつくってみてください。 もし作ったかたがいたら、おしえていただけると嬉しいです。
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